第66回東医体ドロー・試合結果
鉄門部員の試合結果
0日目 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目■8/16(水)大会最終日 本日は、個人戦の準々決勝〜決勝が行われました。 ○個人戦 女子シングルス準々決勝 上杉0(9-21,11-21)2穴山(信州) ベスト8進出を果たした上杉は信州大学のレギュラー穴山と対戦します。 第一ゲーム、序盤は上杉のスマッシュと粘り強い守りで優勢なラリーが続きますが、サーブミスが重なり点差を広げることができず、互角の展開が続きます。しかし、相手の奥に低く飛ばすスマッシュレシーブで攻めの展開を保つことができず、相手の正確で鋭いスマッシュに失点を繰り返します。大きく点差を広げられた形で第一ゲームを落とします。 第二ゲーム、序盤から相手にペースを握られます。両者共に攻撃防御のレベルが高く、なかなか決めきれない苦しい展開が続きますが、上杉のミスが目立ち点差を広げられます。それでも上杉は、相手のサイド奥を狙ったドリブンクリアで甘く上がったところをクロススマッシュで決め切る組み立てで得点を重ねます。しかし、相手の素早いフットワークと打力に押し切られ、惜しくも第二ゲームも落とし敗北となります。ベスト8という形で上杉は最後の東医体を終え、有終の美を飾りました。 これにて鉄門の東医体は幕を下ろしました。 来年またこの舞台に戻ってくる時まで、今回の達成感・悔しさを忘れず、精進して参ります。 OBOGの先生方には沢山のご声援及びご指導を頂き、誠にありがとうございました。 先生方からのお力添えを改めて実感する東医体となりました。 これからも鉄門バドミントン部をどうぞよろしくお願い申し上げます。 以下、部員以外の試合結果についてです。 男子ダブルス決勝戦 工藤・早川(秋田) 2(21-12, 21-9)0 松井・米本(信州大学) 第一ゲーム序盤、工藤・早川は圧倒的なタッチの速さで素早く前後の形になり、工藤のスマッシュで点を積み重ねます。松井・米本もドライブ勝負で応戦し、粘りましたが工藤・早川の飛びついて打ち込む重いスマッシュに耐えきれず、一ゲーム目を逃します。 第二ゲームでは松井・米本が工藤を狙いスマッシュを叩き込みますが、工藤のレシーブから作り出される攻守を巡る駆け引きで、工藤がすばやく正確に相手の動きを読み、前に入ることで工藤・早川が攻めの形になります。早川が上がってきた球を全て叩き込み、時にはドロップでエースを取り、二ゲーム目を難なく勝ち取り、見事優勝を果たしました。 女子ダブルス決勝戦 阿美・門田(自治)2(21-10,21-7)0竹内・籠川 第1ゲーム、両者共に多彩なショットで相手を揺さぶりますが、自治ペアの完璧なまでのローテーションに旭医ペアの2人は点数を決めきれません。両者決勝の緊張からかアウトが目立ちますが、互いに冷静に見極め、旭医ペアも3点を死守します。序盤は終始自治ペアが主導権を握り、11-3で折り返します。後半は自治ペアの2人にミスが目立ち始め、競る展開に持ち込むも、前半の点差を縮めることができず、21-10で自治ペアが1ゲーム目を勝ち取ります。 第2ゲーム、自治ペアが第1ゲームと同様攻撃の手を緩めず、隙を逃さず得点します。旭医ペアも緩急のついたショットで果敢に攻めますが、ネットにかかり相手に得点を許します。中盤、竹内がバック前を狙った際どいドロップで不意をつき、点数を重ねますが、自治ペアは同じフォームから前後に揺さぶる球を正確に繰り出し、安定感のあるプレーを見せつけます。余裕すら見られる阿美・門田が、圧倒的な実力差で21-7と第2ゲームも勝ち取り、優勝を勝ち取りました。 女子シングルス決勝戦 阿美(自治) 2(21-9,21-10)0 竹内(旭川) 決勝戦は、団体戦王者である自治医大の阿美と、旭川のエース竹内で行われました。阿美は5年前の東医体で優勝しており、同じ入りで全てのショットを正確に打つ、緩急あるプレーを強みとします。 第一セット序盤、竹内はヘアピンを混ぜたラリーを仕掛け相手を前後に揺さぶるも、阿美のフットワークとタッチの速さが勝り、11-8で折り返します。後半は竹内が阿美のラウンドを突いたり、驚異的なレシーブ力を見せる場面もありましたが、阿美から鋭いコースを狙った攻めのショットが次々と繰り出され、21-9と圧倒的な差を見せつけます。 第二セット、竹内が阿美の苦手を見抜きフォア前へ正確なドロップを落としますが、焦りからかネット側でのミスが連続します。一方阿美の調子は狂うことを知らず、11-2と優勝に大手をかけます。竹内は粘り強いプレーで相手を対角線に振り回しミスを誘導しますが、阿美のフットワークが光り、点差が縮まらないまま、21-10で阿美の本東医体三冠が決まりました。 男子シングルス決勝戦 早川(秋田)2(21-16,21-13)0大場 早川は団体戦、男子ダブルスで優勝しており、三冠がかかる大一番です。 第1ゲーム序盤は長身を活かしたフットワークとネット前のショットを多用した大場が早川を翻弄し、早川は苦しい返球のサイドアウトで失点を重ねます。その後も、大場の長腕から繰り出される角度の鋭いドロップの早川は手が届かず、4-9まで点差を広げられます。しかし、機動力で勝る早川が粘り強いラリーと早いタッチで大場を追い込むと、大場のミスが目立ち始め11-10と逆転します。そのまま流れを掴んだ早川は長身の大場をしてコートを駆け回らせる配球から大場のミスを誘い出し21-16と1ゲーム目を先取、三冠に王手をかけます。 第2ゲームでは1ゲーム目と打って変わり、互いに激しいスマッシュを打ち込み合う展開になります。スマッシュの威力で勝る早川が大場へとスマッシュを連打し、大場は手堅くレシーブで応戦するも、早川の攻勢を崩せません。そのまま攻勢を強めた早川が11-6として折り返します。後半、スマッシュに加えて早川は大場に対してネット前の攻防を仕掛けます。早川が前半こそ苦しんだネット前の攻防でしたが、流れを掴んだ早川はタッチの速さとショットの正確さで大場に勝り連続して得点を重ねます。最後まで流れを渡さず的確にネット前に落とした球で早川は三冠を達成しました。 これにて第66回東医体は幕を下ろしました。 来年の東医体ではOBOGの皆様により良い結果がご報告できるよう、部員一同練習に励んでまいります。 今後とも鉄門バドミントン部をどうぞよろしくお願い申し上げます。 ◇今日の試合結果
女子シングルス準々決勝 | |||||
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上杉 | 0 | 9-21 11-21 |
2 | 穴山(信州大学) |
■8/15(火)大会4日目 本日は昨日に引き続き2021年卒の首藤実咲樹様、橋本唯様、2022年卒の富田千優様がお越しくださいました。この場を借りて御礼申し上げます。 本日は男子ダブルス3-6回戦、女子ダブルス4,5回戦、男子シングルス4-7回戦、女子シングルス4-6回戦が行われました。 ○個人戦 男子ダブルス3回戦 牧野・市村(M4) vs 塩谷・山本 (慶應義塾大学) 第1ゲーム、相手のネット際を狙ったサーブに苦しむ中で思うように攻めきることができないまま、鋭いスマッシュを決められ、0-11でこのゲームを落とします。 第2ゲームも、第1ゲームと同じく苦しい展開が続きます。牧野の長身を使ったスマッシュが活きる場面や市村が相手の浮いたサーブを見逃さず、ライン際を狙ったプッシュが決まる場面も見られましたが、相手の堅固な守備に得点まで繋げきることができず、惜しくもこのゲームも落とし、2人の東医体は幕を閉じました。 馬(M2)・山川(M3) vs 村田・端(山梨大学) 第1ゲーム、馬、山川両者の鋭く精度の高いスマッシュで決め切るポイントが多く、相手に粘らせない立ち回りで圧倒します。特に馬のサーブが冴え、相手の態勢を崩してから山川のスマッシュで仕留めるというお手本のような美しい攻めが功を制し第1ゲームを先取します。 第2ゲーム、第1ゲームと一転して、馬・山川はクリアやロブとドロップで相手を前後に大きく揺さぶるプレースタイルに変更し、相手のしたいプレーを封じます。ライン際に落ちる、相手の際どいショットもよく見て的確に判断し、相手を圧倒したまま危なげない勝利を掴み取りました。 男子ダブルス4回戦 山川(M3)・馬(M2) vs 川田・新井(日本大学) 山川・馬は,今大会の男子レギュラーダブルスを務めたペアです。対戦相手も無駄のない洗練された動きで,高レベルな試合が予想されます。 第一ゲーム,展開の速い男子ダブルスらしい試合が繰り広げられます。高速かつ低いラリーの中で,対戦相手の,前衛をうまくかわす的確な配球が光ります。一方のこちらも粘り強くラリーをして相手のミスを誘います。しかし,繊細なラリーの中でエンドラインのアウトが目立ち,このゲームを落とします。 第二ゲーム,少しでも浮いた球は直ちに叩き込まれる迫力のある試合展開です。中盤は双方共にサーブミスが続きますが,それもギリギリを攻めた結果と言えるのでしょう。ペアの立ち回りが冴え,後衛の山川の連続スマッシュが決まり盛り上がる一面もありました。双方譲らないまま終盤を迎えましたが,最後は相手にコートの空きを狙ったスマッシュを打ち込まれ,惜敗しました。 女子ダブルス4回戦 上杉・小倉(M4)vs長内・中田(東京医科大学) 第一ゲーム、今大会を通じて連携プレーが光る上杉・小倉ペアは長いラリーでの耐久戦にも強い上に、強いスマッシュで相手ペアを翻弄します。その後ネットぎりぎりを狙って取りにくい球をあげようとした結果、両チームのサーブミスが続きます。それからはクリアでのアウトが目立ちましたが、立て続けのスマッシュで得点を着実に稼ぎ15-12で第一ゲームを終えます。 第二ゲーム、相手に流され気味となり追い込まれます。白帯すれすれを狙いますがネットを超えず前に落ちることでの失点が続きます。緩い球はすぐにスマッシュでやられてしまい、アウトなども重なった結果第二ゲームを5-15で落としてしまいます。 第三ゲームでは、第二ゲームに引き続き、ネットぎりを狙うもののネットにかかるという失点が重なります。その後、連続ドライブで忍耐力と精神力のある上杉小倉は流れをこちらに持ってくることができ、コートぎりぎりインを狙う得点やスマッシュで点を稼ぎます。しかし、サーブの緩い球をドロップで返され失点する展開が何度かありましたが、それを学んだ二人はすぐさま対応、自らも鋭いドロップを放って点を重ねこのゲームを17-15で奪取、この試合に勝利し、女子ダブルスでベスト16まで上り詰める圧倒的な強さを見せました。 女子ダブルス5回戦 上杉・小倉(M4) vs 小形・手嶋(秋田大学) 第1ゲーム、クリアで果敢に攻め、小倉のスマッシュや上杉のプッシュが光るも、相手のスマッシュにはそれをさらに上回るものがありました。何度も何度もレシーブを返し食らいついていきますが、強いスマッシュに対し、なかなか守備から攻撃へと転じることができず、中盤大きく引き離されてしまいます。相手がマッチポイントを迎えてから3連続で得点するも9-21でこのゲームを落としました。 第2ゲーム前半は、スマッシュを打ち合う激しい展開でした。互いに譲らず一進一退の攻防が続き、10-11でインターバルを迎えます。後半になると相手は緩急のついたショットを打つようになり、上杉・小倉は苦戦するも、攻めの姿勢を常に意識し粘ります。しかし、その流れを変え切ることが出来ず、12-21で敗北しました。 小倉の東医体はここで幕を閉じましたが、2人の活躍は見ている者に夢と感動を与えてくれるものでした。 男子シングルス4回戦 松本(M4)vs武田(順天堂大学) 第1ゲーム,お互いに正確なショットでコートを広く使った長いラリーを展開します。一進一退の攻防が続きますが,相手のミスが少ないのに対し,松本のロブ・クリアのサイドアウトが若干目立ち,わずかな差でこのゲームを落とします。 第2ゲーム,松本は第1ゲームからミスを修正し,得点を重ねます。相手も変わらず正確なショットでラリーを続けますが,このゲーム15-12で松本が奪います。 ファイナルゲーム,松本は第2ゲームの感覚を忘れないまま,際どいスマッシュと正確なヘアピンで相手のミスを誘います。相手も最後の粘りを見せますが,最終的にこのゲームを15-12で松本が取り,勝利を収めました。 大倉(M4) vs 杉原(福島県立医科大学) 第1ゲーム序盤,大倉はコースをついた鋭いスマッシュや相手のミスを誘うショットで着々と点数を重ねます。しかし,中盤以降、杉原の前後のコースを使い分けたショットになかなか追いつけずに大倉は失点を重ねます。最終的には相手の鋭いスマッシュが何度かささり,惜しくもこのゲームを落とします。 第2ゲームは,杉原のラウンドへの深いクリアに苦しめられ,大倉のクリアが浅くなってしまったところに相手にスマッシュを決められてしまう,という形での失点が増えます。敵のフェイントがうまく,第1ゲームと同様に前後をゆさぶられる展開に持ち込まれます。こちらもラインギリギリをついたショットによって得点を重ねていき,意表をついたドロップをクロスに決めて流れをつかんだように見えます。しかし,その後も杉原の得意な試合運びから逃れられずに大倉は惜敗し、東医体を終えました。 男子シングルス5回戦 松本(M4) vs 櫻田(東京医科大学) 第1ゲーム、開幕早々丁寧なラリーを続けながら相手のミスを誘い、連続で3得点します。しかし、中盤から松本のミスが目立ち、点差を詰められ、15-9でこのゲームを落とします。 第2ゲームでは、松本の的確なフットワークと鋭いスマッシュで点を取り、12-12で並びます。しかし、相手のライン際を狙ったスマッシュに苦しめられ流れを変えられず松本は惜敗、東医体を5回戦で終えました。 馬(M2)vs小林(札幌医科大学) 第一ゲーム、序盤から相手のコースを狙ったショットに対応しきれず失点を重ねます。相手に流れを掴まれ、ネット際の簡単なミスに苦しみます。終盤に行くにつれ、馬もペースを取り戻しラリーが長引く展開が続きますが、序盤の失点が痛手となり第一ゲームを落とします。 第二ゲーム、馬も調子を上げ、相手のネット際でみせるフェイントショットにも、奥まで飛ばすハイバックなどで十分に対応することができるようになります。しかし、相手のサイド側を狙った鋭いスマッシュは対応が難しく、馬が上げたショットを相手がスマッシュで決めるという展開から中々抜け出せず、苦しい状況が続きます。馬のテクニカルで多彩なショットで相手のペースを崩す場面も多々見られましたが、相手の気迫に押されたか最後まで本調子とはいかなかった馬はこのゲームも落とし、惜しくも敗北となります。 女子シングルス4回戦 上杉(M4) vs 櫻澤(弘前大学) 第1ゲーム序盤、奥を狙ったショットで相手のジャッジミスを誘います。追い打ちをかけるかのように続くアタックロブに相手は手も足も出ません。相手も負けじと後ろへ後ろへと上杉を追い込もうとしますが、上杉はサイドを的確に狙ったり前に落としたりと、さらに1歩上をいき、15-8でゲームを取ります。 第2ゲーム、早いラリー展開もありましたが、相手のスマッシュもしっかり切り返し、落ち着いて相手を前後に動かします。上杉のドロップに相手は足を動かすこともできません中盤以降、クロスのクリアやスマッシュを次々と決めて2ゲーム目も取り、危なげなく5回戦へと足を進めました。 渡辺(M3) vs 古川(山梨大学) 第一ゲーム,序盤は渡辺のサーブやクリアのエンドラインのアウトが目立ちます。渡辺のサーブは,奥深くにまっすぐと美しく上がるのが特徴ですが,今日はシャトルが飛びすぎる様子が見受けられます。ラリーにおいては,特にドロップショットの精度が高く相手のネットで得点を重ねます。しかし,左利きの相手はコートを大きく使って左右に揺さぶり,浮いた球は見逃しません。渡辺も食らいつきますが,11-15でこのゲームを落とします。 第二ゲーム序盤,クリア合戦になったところを先に仕掛け,ミスを誘います。一方で相手もバック前に鋭いショットを叩き込むなど,見応えのあるラリーが続きます。渡辺も戦略的に配球しますが,相手は軽快なフットワークで6連続得点を重ねるなどペースを崩しません。強敵相手に健闘しましたが,惜しくも敗れることとなりました。 小倉(M4) vs 堀部 (昭和大学) 第1ゲーム、粘り強いラリーを得意とする小倉は堀部をコートの四隅に振り回すも、堀部も負けじと喰い付き、一進一退を繰り返します。セッティングにもつれこみましたが、精度の高いショットを打ち続けミスを犯さない小倉がこのゲームを奪取します。 第2ゲームも第1ゲームに引き続き小倉が堀部を左右に揺さぶる展開から連続して得点を重ねますが、堀部の際どいドロップに対して、ノータッチやネットにかかったりと苦しめられ、惜しくもこのゲームを落とします。 第3ゲーム、先程の流れを断ち切りたい小倉はドロップも交えてコートの前後左右に球を落とし得点します。しかし、小倉のラリー展開に対応してきた相手の攻めに対するミスが目立ち、思うようなラリーをできません。要所でのミスに苦しめられた小倉はこのゲームも惜しくも落とし、東医体シングルスを4回戦で終えました。 女子シングルス5回戦 上杉(未完成) 女子シングルス6回戦 上杉(M4)vs中田(東京医科大学) 第一ゲーム、互いに緩急のついたラリー展開で相手の甘い球を誘います。隙あらば両者ともにコースを突いたスマッシュを沈め、競りながらも11-8と上杉がリードして折り返します。 後半は、追い込まれても深いクリアを返球し続けるなど、疲れを感じさせない集中したプレーで上杉が流れを掴み、21-11と圧勝します。 第二ゲーム、上杉は強気な速球で崩れた相手に、冷静なドロップを放ちます。一方相手の中田も厳しいドロップで反撃し、思うように点差をつけられないまま11-9で後半を迎えます。 しかしここでも連続失点を許さない抜群の集中力で、徐々に試合の流れは上杉に傾きます。要所での冷静な選球眼が光り、流れを渡さない強気の攻め球は、鋭い弾道で相手コートを襲います。最終的に21-18でこのゲームを奪取し、素晴らしい勝利を収めました。この結果、上杉はベスト8入りを決め、最終日進出を果たしました。最高の結果を残すべく部一丸となって戦って参ります。 明日は、個人戦の決勝までが行われ、大会が閉幕する予定です。 ◇今日の試合結果
男子ダブルス3回戦 | |||||
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荒木・西野 【棄権】 | ╳ | ◯ | 野口・平野 (筑波大学) | ||
牧野・市村 | 0 | 0-11 2-11 | 2 | 塩谷・山本 (慶応義塾大学) | |
馬・山川 | 2 | 11-6 11-7 | 0 | 村田・端 (山梨大学) |
男子シングルス4回戦 | |||||
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松本 | 2 | 12-15 15-12 15-12 | 1 | 武田 (順天堂大学) | |
馬 | ◯ | ╳ | 中川 (東北医科薬科大学) 【棄権】 | ||
大倉 | 0 | 5-15 11-15 | 2 | 杉原 (福島県立医科大学) |
女子シングルス4回戦 | |||||
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上杉 | 2 | 15-8 15-7 | 0 | 櫻澤 (弘前大学) | |
渡辺 | 0 | 11-15 11-15 | 2 | 古川 (山梨大学) | |
小倉 | 1 | 17-15 11-15 13-15 | 2 | 堀部 (昭和大学) |
男子ダブルス4回戦 | |||||
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馬・山川 | 0 | 7-15 12-15 | 2 | 川田・新井 (日本大学) |
男子シングルス5回戦 | |||||
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松本 | 0 | 9-15 12-15 | 2 | 櫻田 (東京医科大学) | |
馬 | 0 | 3-15 8-15 | 2 | 小林 (札幌医科大学) |
女子ダブルス4回戦 | |||||
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上杉・小倉 | 2 | 15-12 5-15 17-15 | 1 | 長内・中田 (東京医科大学) |
女子シングルス5回戦 | |||||
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上杉 | 2 | 21-17 21-14 | 0 | 大槻 (山形大学) |
女子ダブルス5回戦 | |||||
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上杉・小倉 | 0 | 9-21 12-21 | 2 | 小形・手嶋 (秋田大学) |
女子シングルス6回戦 | |||||
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上杉 | 2 | 21-11 21-18 | 0 | 中田 (東京医科大学) |
■8/14(月)大会3日目 本日は昨日に引き続き2021年卒の首藤実咲樹様、橋本唯様、2023年卒の大谷明日香様、志賀奈々様が、また、2022年卒の富田千優様がお越しくださいました。この場を借りて御礼申し上げます。 本日は団体戦の準決勝・決勝と、個人戦の女子シングルス3回戦、男子シングルス2,3回戦、女子ダブルス2,3回戦、男子ダブルス2,3回戦が行われました。 ○男子団体戦 決勝戦 秋田大学vs旭川医科大学 1D 工藤・早川(秋田)2(21-7, 21-17)0川村・高田(旭医) 第一ゲーム序盤から秋田は2人揃って鋭い連続スマッシュで旭医を苦しめます。旭医ペアが一度でも高く上げるとすかさずスマッシュを決め続け得点を重ねます。クリアやドロップといったショットを用いずスマッシュのみで攻勢を強めます。 旭医ペアは防衛に徹する中でも状況を良く見て秋田ペアの僅かなミスを逃しません。バックドライブでクロスを狙い得点につなげます。バックドライブからは確実に得点につなげることができるものの秋田の配球に翻弄されロブを上げさせられてしまいスマッシュで決められる展開から逃れられず21-7で秋田ペアがゲームを取ります。 第二ゲームでは、旭医ペアは第一ゲームより攻めを重視しスマッシュを積極的に打とうとするも焦りのせいかネットにかけてしまいます。その後、調子を取り戻した旭医ペアはスマッシュとプッシュから得点する流れを掴みかけます。しかし、秋田は第一ゲームのスマッシュに加えて際どいドロップなどを混ぜ始め、旭医ペアを更に苦しめます。序盤のミスが影響しこのゲームも21-17で秋田が取りまず1勝目をもぎとります。 2D 桝山・高橋(秋田)1(13-21,21-19,19-21)2 川島・園田(旭医) 第1ゲーム、前半は機動力で勝る旭医ペアが常に優位を取り、スマッシュやプッシュを立て続けに決める展開となります。中盤以降は秋田ペアが旭医ペアの攻勢に粘り続け旭医ペアのミスを誘う展開となり、互角の戦いとなりました。しかし、前半の優位を活かした旭医ペアはそのまま点差を縮めさせず、このゲームを取ります。 第2ゲームでは、旭医園田の身長を活かしたプッシュによる得点、秋田ペアから繰り出されるコースの角を狙った鋭いアタックロブによる得点、と両者得意の形から得点を重ね合い競った展開が続きます。しかし、序盤のロブのバックアウトを見逃さない 連続得点が最後は物を言い秋田ペアがこのゲームを取ります。 第3ゲームでは、第2ゲームに引き続き、それぞれの強みを活かした展開から一進一退の攻防が続きます。両者ともに最終ゲームの疲労も加わり甘い返球が増えてくる中で、甘い球を見逃さずプッシュにつなげる強打力を活かした旭医ペアがこのゲームを取り、試合カウントを1-1に戻します。 1S早川(秋田)2(21-10, 21-15)0 高田(旭医) 第一ゲームのはじめから早川は持ち味の強烈なスマッシュを浴びせます。それに加えて相手の隙を的確に狙ったドロップやサーブを放ちます。高田はダブルスの反省も踏まえてかスマッシュなどで攻めを重視しますが、ミスが目立った上に、ロブを上げさせられたところに早川の強烈なスマッシュを許し、早川が21-10でゲームを取ります。 第二ゲームも第一ゲームに続き早川の激しいスマッシュによる攻勢は変わりません。さらに高田が体勢を崩した瞬間に放つクロスヘアピンが刺さり、確実に得点を重ねます。高田は一転スマッシュではなくドロップ中心に攻めますが早川の素早いフットワークによりかわされ、早川が21-15でゲームを取った結果秋田は2勝目、優勝に王手をかけます。 2S冨成(秋田)1(14-21,21-12,7-4打ち切り)1川村(旭医) 第1ゲーム、序盤は川村がミスの少ない精密なショットを武器に得点を重ね試合を優位に進めます。中盤、俊敏なフットワークを持ち味とする冨成が川村の配球に対応し始め勢いを盛り返します。しかし、その後も冨成の隙を突くショットが光った川村が5連続得点を決めるなど川村優位の形勢は逆転せず、川村が21-14でこのゲームを取ります。 第2ゲームでは一転、冨成が川村を圧倒します。自らのフットワークと体力とを活かし、川村のミスを誘う絶妙な配球から一気に点差を突き放し、冨成が21-12でゲームを取り勝負は最終ゲームにもつれ込みます。 第3ゲーム、川村、冨成の両者ともに自らの長所を活かし一歩も譲らない一進一退の攻防が繰り広げられる中、3Sの結果により秋田大学の優勝が決まり、試合打ち切りとなりました。 3S 工藤(秋田)2(21-8,21-10)川島(旭医) 第1ゲーム序盤から工藤の鋭いジャンプスマッシュが光ります。川島を正確に追い込むアタックロブから甘いクリアを誘い出し、ジャンプスマッシュで決めるという芸術的な得点パターンで川島を翻弄します。途中で間に2失点を挟むものの16連続得点という圧倒的に実力差を見せつけるゲーム展開により21-8という大差でこのゲームを取ります。 第2ゲームでは川島は後ろへのアタックロブを警戒し、得意のクロスヘアピンからネット前の攻防へと持ち込みますが、工藤は精確なヘアピンとワイパーショットからネット前の攻防ですら制します。前では精確なヘアピン、後ろでは無慈悲なまでに鋭いジャンプスマッシュ、と強力な武器を活かした工藤が21-10でこのゲームも取り、秋田大学の優勝を決めました。 ○女子団体戦 決勝戦 自治医科大学vs旭川医科大学 D 阿美・門田(自治)2(21-11,21-13)0竹内・籠川(旭医) 第一ゲーム、自治医ペアの作戦としてはスマッシュで攻め切るのではなくヘアピンなど多彩なショットで相手のミスを誘うものでした。特に自治医ペアの阿美が大変強く、どこに球が来てもバランスを崩す事なく着実に強い球を返します。旭川ペアはサーブ、クリアやスマッシュで決めようとしたり、ネットギリギリを毎回狙おうとしたりするがその際のミスが続き21-11で第一ゲームを落とします。 第二ゲーム、作戦が変わることは特になく、第一ゲームとほぼ同じ流れで自治医ペアは強気で臨み旭川ペアも粘るものの自治医ペアが得点を重ね、21-13で勝利します。 1S阿美(自治)2(21-8,21-8)0竹内(旭医) 第一ゲーム、自治医の阿美は、クリアを打たせてスマッシュでネットすれすれに打つ感じの作戦のように見え、どんなシャトルも必ず返す怖いもの知らずです。旭川の竹内は、アウトやネットギリギリを狙ってミスしてしまうことが多く、失点が続きます。自治医はコートのライン本当にギリギリを狙うのを非常に得意としており、まるで奇跡の連続のように見えますが、これは彼女の立派な作戦であり実力です。このようにした結果、21-8で阿美が第一ゲームをとります。 第二ゲーム、第一ゲームと同じような形で次々に阿美は得点を重ね、21-8で終え阿美が試合に勝利します。 この結果、今回の女子団体戦決勝は2-0で自治医が勝利し、優勝を決めました。 ○個人戦 女子シングルス3回戦 上杉(M4)vs杉野(横浜市立大学) 第一ゲーム、見事に軽快なフットワークで相手のどんな球も自分のものとし見る者に安心感を与えるラリーです。途中ラインアウトやネットにかかる事で点を落としますが、殆どをスマッシュで綺麗に決めます。これで15-5という大差をつけ第一ゲームは終了します。 第二ゲーム、四隅をついた精確なラリーで見る者を魅せます。ネット前の球も確実に取り、クリアが続いてからのスマッシュで見事に決め、15-3という大差で第二ゲームを終えこの試合に圧勝します。 前田(M3) vs 早乙女(福島県立医科大学) 第1ゲーム、相手の正確な四隅を突くようなショットに押されますが、諦めることなく食らい付き、相手のミスを誘います。7点まで取ったものの、相手も攻撃の手を緩めることはなく、1ゲーム目を落とします。 第2ゲーム、前田のショットは安定していましたが、相手に前後左右に振り回されました。健闘しましたが、前田のプレースタイルが分かってきた相手は勢いを強め、前田は惜しくも敗れました。 渡辺(M3) vs 齋藤(千葉大学) 第一ゲーム,緊張のせいか動きが固くサイドアウトが目立ちます。一方相手は大きく体を使い,エンドラインまで届くサーブ,クリアを飛ばしてきます。途中6連続得点で追い上げますがあと一歩及ばずこのゲームを落とします。 第二ゲーム,直前の反省を活かし,スマッシュでギリギリを攻めすぎるのではなく大きなプレーで前後に相手を揺さぶる作戦を実行します。これが功を奏し,ラリー力の勝るこちらが点を重ねます。相手のアウトも大胆に見極め,15-10でこのゲームを取ってファイナルに持ち込みます。 最終ゲーム,ラリーでの勝負を仕掛けます。疲労により相手の足が止まり始める中,日頃から体力をつけるべく練習を積むこちらが優位に立って着実に点を取り14-10とします。勝利まであと一歩というところですが,ここで力が入ってしまったのかサイドアウトなどのミスが重なり14-13まで追いつかれて緊張感が高まります。それでも,最後はラリーで相手を前後に振りきり,15-13として勝利しました。大変盛り上がる一戦でした。 小倉(M4) vs 能戸(東邦大学) 第1ゲーム序盤、ミスで相手に2点を許すも、相手のサーブの甘さを逃さず攻撃を開始。中盤以降、小倉のクロスのスマッシュが決まり、相手は焦り出します。それを逃さず四隅をついた丁寧なラリーを繰り広げ、連続で9点を得点する圧倒的な実力を見せ、ゲームを取りました。 第2ゲームでは序盤から高いサーブを打ち、スマッシュで軽快に1点目を取ります。 低いラリーも制し、相手を動かしつつ得点を重ねます。そのまま攻撃権を渡すことなく11-2で勝利を収め、4回戦へと足を進めました。 男子シングルス2回戦 佐々木(M4) vs 山縣(千葉大学) 第1ゲーム、佐々木はライン際をついた鋭いスマッシュや、相手の意表をついた精度の高いコース取りで相手を圧倒しつつも、軽やかなフットワークで相手の揺さぶりにも対応し危なげなく第1ゲームを先取します。 第2ゲーム、相手は前後の揺さぶりを意識したコース取りをしてくるも、ネット際に落とすドロップと深いロブによって流れを掴み、相手を寄せ付けずに勝利をおさめました。 市村(M4)vs江藤(慶應義塾大学) 第一ゲーム、四隅を狙う正確なショットが続く長いラリーの中粘り強く得点をかさねていきます。途中サイドアウトなどのミスもあるものの自分のペースで得点し7-3とリードします。しかし後半オーバーなどのミスを重ねてしまい逆転され8-11で第一ゲームを落とします。 冷静に自分のミスを分析し気合いを入れ直した第二ゲーム、序盤は精度の高いドロップとロブを組み合わせ点数を重ねるもののライン側際どいところを狙った球のミスも重なり6-6と同点になります。その後正確なショットは続きますが決め切ることができず第二ゲームも落とし敗北しました。 牧野(M4) vs 小林(日本大学) 第1ゲーム、牧野はコースを狙った鋭いレシーブ などで得点を重ねましたが、相手選手のスマッシュが決まり、このゲームを落としてしまいました。 第2ゲームではドロップを効果的に使い相手のミスを誘うことで得点を重ねます。しかし相手のスマッシュも健在で、惜しくも9-11で敗北しました。最後まで粘りを見せる好ゲームでした。 中橋(M4) vs 田中(東京医科大学) 第1ゲーム、中橋持ち前の筋肉で鋭いスマッシュを繰り出しますが、相手のネット際を狙ったドロップに苦しめられ、このゲームを落とします。 第2ゲームでは、クリアを用いて戦い、際に落とすヘアピンで点を取る場面も見られました。しかし、相手のスマッシュに展開を握られ、敗北を喫しました。 敗北してしまったものの、東京医科大学の主将を相手に粘り、有終の美を飾りました。 男子シングルス3回戦 松本(M4) vs 細野(北海道大学) 第1ゲーム、スマッシュを多用する細野に対して、松本はレシーブを確実に決めて得点を重ねます。クリアが深く決まり相手を上手く崩す展開もあり松本がこのゲームを取ります。 第2ゲームでは、ラリーの中の絶妙なタイミングでスマッシュを決め、一方的な試合運びでゲームを取りました。試合を通してサウスポーである相手を苦にすることなく圧倒しました。 中(M1) vs 船曵(慶應義塾大学) 第1ゲームでは、ラウンド側を狙われ、苦しい展開が続きます。中は得意のスマッシュで粘りますが、序盤の失点が響き、このゲームを落としてしまいます。 第2ゲームの開幕早々激しいラリーを続け、中が1点目をもぎ取ります。しかし、後半、相手の連続得点の流れを断ち切れず、残念ながら苦杯を嘗める結果となりました。 佐藤(C1)vs 鈴木(日本医科大学) 第一ゲーム、序盤からスマッシュを打ちこまれますが、相手のミスもあり2-2と健闘します。その後もクリアをしっかり後ろまで飛ばし、まだ慣れていないフットワークで必死にくらいつくも、相手の圧倒的な実力に、ゲームを落とします。 第二ゲームになると、相手の強い攻撃に守りに徹するしかなくなり、ラリーを続けるもやはり相手が数枚上手でした。アウトを見極め得点しますが、最後まで為す術がなく、佐藤の初めての東医体はここで幕を閉じました。 森(M3) vs 岡田(国際医療福祉大学) 第一ゲーム,短く返した球がネットにかかったり,逆にクリアやロブを飛ばしすぎてエンドラインを超えたりとミスが見られます。一方,相手はミスが極めて少なく,またストレートスマッシュが的確なコースに鋭く放たれるなど,高い精度を見せてきます。最後まで主導権を握られたままこのゲームを落とします。 第二ゲーム,最初はミスが続き一時2-8まで追い詰められます。しかし,徐々にいつもの調子を取り戻し,ネット近くに角度をつけて落とす球が決まるなど,技術力の光るショットが効き始めます。相手のミスを誘い,クロスショットが決まって盛り上がる場面もありました。勢いに乗り,7連続得点を重ねて逆転した後は,粘りのプレーでこのゲームを取ります。 最終ゲーム,相手は展開の速いラリーでこちらを前後に揺さぶってきます。なんとか食らいつきますが,アウトが重なったりと決めきれません。最後は相手に流れを掴まれ,5-11でこのゲームを落として惜敗しました。 梨井(M2) vs 石山(山梨大学) 第一ゲーム、序盤相手に前後左右に大きく揺さぶられミスに追い込まれます。しかし梨井は攻めの姿勢で相手のアウトにも助けられて1点差まで詰めます。続けて攻めていきますが相手のレシーブが光ります。チャンスで決め切れず点を離されてしまいそのまま第一ゲームを落とします。 第二ゲーム、コースを狙ったショットで攻めるもサイドアウト・バックアウトが目立ちリードされます。粘り強くくらい着いていくも、ここで痛恨の足を痛めるアクシデント。ヘアピンで粘るも精度に欠け、11-7でゲームを落とし敗北しました。 馬(M2) vs 菊池(弘前大学) 第1ゲームは,序盤から相手の甘い球に対して鋭いスマッシュを決め,攻めの手を緩めることなく得点を重ねます。相手のスマッシュに対しても落ち着いて返球し,甘くなった球を決める得意の流れが型にはまりました。中盤,スコアは1-8で,ここまで完璧な運びで点数を取り続けます。辛い体勢でも相手のスマッシュを落ち着いて相手のいないところに返球をして点数を稼ぎ,涼しい顔で第1ゲームを先取します。 第2ゲームも堅実なラリー運びを続けます。相手は馬のスマッシュに対応しはじめますが,コースをついた配球と持ち前の安定感で得点を重ねます。相手の体勢を崩すコース選びが功を奏し、相手はどんどん押されていき,サイドアウトが目立ちはじめます。途中相手のスマッシュが鋭く入り、こちらもミスを重ねてしまい,特にネット際のドロップ合戦でのミスが重なりましたが,最後はスマッシュを決め切り,勝利をおさめました。 大倉(M4)vs椙本(山梨) 第一ゲーム、相手のラインアウトを大倉が冷静に見極め、相手に一点も譲ることなく圧倒します。 第二ゲーム、相手も立て直してきたかのように見えましたが、大倉の正確なコースに相手はなす術もなく、難なく勝利を掴みます。 山川(M3) vs 井出(東京医科歯科大学) 第1ゲーム、山川のオーバーミスが少し目立つものの、高いアジリティを駆使した戦法で相手を翻弄し一進一退の攻防を続けます。セッティングにまで縺れ込んだ結果、相手のスマッシュが決まり、惜しくもこのゲームを落とします。 第2ゲームも第1ゲームと同様に、山川は素早い動きと鋭いショットで戦います。しかし、相手のライン際を狙った厳しいスマッシュが決まり、11-8でこのゲームを落とし、敗北を喫しました。 崎原(M1) vs 富成(秋田大学) 第一ゲームは、前半は互角のポイント争いを見せるも、相手の四隅をつく攻撃に、徐々にポイントを放されてしまいました。焦りからか、崎原にサーブミスも見られました。崎原もスマッシュを放ち果敢に攻めますが、相手の冷静な対処により、第一ゲームを落としてしまいました。 第二ゲームは、崎原が相手のショートサーブを丁寧にヘアピンして得点したり、手前のライン上に向かって落ちるショートサーブを打ったりと、好プレーを重ねましたが、第一ゲーム同様に続く、相手のコートすれすれを狙う攻撃に翻弄され、敗退となってしまいました。 佐々木(M4) vs 玉城(筑波大学) 第一ゲーム、相手のスマッシュを空いたスペースに返球してミスを誘い、リードを広げます。中盤、相手の配球に翻弄され、追いつかれるも、佐々木も負けじとサイドラインすれすれのスマッシュを決めます。互いにゆずることのない長いラリーが続きましたが、2点差でゲームをとられます。 第二ゲーム、スマッシュとプッシュで機先を制し、1点目をとります。その後は互いに軽快なフットワークで早いラリーを繰り広げました。佐々木は攻めの姿勢を欠かさずスマッシュを打つも相手のレシーブ力の高さに苦戦します。クロススマッシュでセッティングに持ち込みましたが、最後は相手にスマッシュを決められ、惜しくも13-15で敗退しました。 緒方(M0) vs 園田 (旭川医科大学) 相手は余裕のあるフットワークでミスが少なく,強敵です。 第一ゲーム,相手の鋭いストレートスマッシュに苦戦します。しかし,こちらも相手のラウンド側のエンドラインの際を狙うなど,丁寧なラリーを展開します。途中,クロススマッシュがノータッチで決まり盛り上がることもありましたが,7-11でこのゲームを落としました。 第二ゲーム,高めのクリアをメインとする堅実なラリーの中でチャンスを狙います。前半は相手のミスを誘い互角に点数を重ねますが,後半は相手に流れを掴まれます。応援を背にシャトルを追いかけくらいつきますが,6-11で敗北しました。 女子ダブルス2回戦 渡辺・前田(M3) vs 加藤・樫原 (自治医科大学) 第1ゲーム、前田のレシーブが光りました。観客側がこれは無理かと諦めかけてしまうような厳しいサーブもしっかり返し、点を重ねていきます。相手も負けじと点を取り返しますが、さすがのチームワークでこれを抑え、このゲームを取ります。 第2ゲーム、勢いづいた渡辺・前田は立て続けに10点を先取します。相手のスマッシュに一度は態勢を崩しかけたようにも見えたが、すぐに立て直し、試合に勝利しました。終盤相手にサーブ権を取られるという緊張の場面で、相手のミスを誘うリターンは印象的でした。 女子ダブルス3回戦 結城・與田(M2)vs渡邊・村井(新潟大学) 第一ゲーム序盤、結城のコースを狙う的確なスマッシュや與田のレシーブなどから得点するものの、相手のプッシュなどの強打から点数を決められリードされます。幹部代としての東医体という大舞台の緊張からかミスも目立ちリードされたまま第一ゲームを落としてしまいます。 インターバルで仲間から受けたアドバイスを吸収し、2人で語り合って気合を入れ直して第二ゲームに臨みます。思うように点数が取れない厳しい展開の中、1ポイントごと2人で目を合わせ語り合い呼吸を合わせて次の一本に集中します。点数が開いた後も前を向いたまま粘り強く戦いぬき、敗れはしたものの観戦者の心を熱くする戦いでした。 渡辺・前田(M3) vs 穴山・木下(信州大学) 第1ゲーム,相手はスマッシュを主体とした攻撃的なショットで,序盤から攻めの姿勢を崩しません。前衛の得意な前田は反射神経を活かしてレシーブを返し,相手が攻撃の手を緩めたところですかさず渡辺がスマッシュで点数を決め,信州のレギュラー相手に競った展開に持ち込みます。しかし,後半は相手の的確なショットにより前後左右に揺さぶられ,得意の流れに持ち込めず,第1ゲームを落とします。 第2ゲーム,相手がペースを掴み,沈むスマッシュを打たれ,立て続けに10点を先取されます。渡辺・前田も負けじと食らいつき,スマッシュをなんとか切り返して相手のミスを誘いますが,後半は相手に返され苦しい展開となります。渡辺のスマッシュで点を取る場面もありましたが,穴山・木下は流石のプレーで確実に点数を重ねていきます。隙を見せない相手に苦戦し,敗れましたが,2人の持ち前の粘り強さを活かして,最後まで戦い抜きました。 上杉・小倉 vs 中田・相川(日本医科大学) 第1ゲーム、上杉、小倉共に軽やかなフットワークで相手の意表を突いたコース取りにも迅速に対応すると共に、鋭く深いスマッシュが刺さりました。途中10-12でリードを許すも、粘り強くスマッシュを返しセッティングまでもつれ込みましたが、17-19で第1ゲームを落とします。 第2ゲーム、互いが互いの持ち味をそれぞれ引き出し合い、蝶のように舞い蜂のように刺す緩急をつけた攻撃で、最初こそ苦戦したものの、連続得点を重ね、7点と大きなリードをつけます。ライン際に落とすショットが功を制し、15-10で第2ゲームを取ります。 最終ゲーム、第2ゲームの勢いのまま、相手を圧倒し、15-6で勝利しました。二人の絆と思いが共鳴して掴んだ勝利でした。 男子ダブルス2回戦 中橋(M4)・永井(M4) vs 伊藤・玉城(筑波大学) 第一ゲームは、相手の速いスマッシュや、緩急のきいたドロップにより、相手にペースを握られてしまいます。それでも攻めの姿勢を崩さず、相手のミスを誘発します。しかし、緊張からかサーブミスも目立ち、第一ゲームを落としてしまいます。 第二ゲームは、相手はさらにショットの精度を上げ、速いスマッシュを際どいコースに連発します。何度もレシーブを決めたり、力強いスマッシュを放ったりしてなんとか食い下がりますが、その後も止まることのない相手の猛攻に耐えきれず、敗退してしまいました。 松本(M4)・小俣(M2) vs 井澤・後藤(山梨大学) 第一ゲーム、長いラリーから始まります。しかし小俣の調子がなかなか上がらず大きくリードを取られます。途中2点を返すも、相手の力強いジャンプスマッシュに点差を広げられていきます。小俣のギアが上がってきてスマッシュをレシーブしていくもそのまま押し切られ第一ゲームを落とします。 第二ゲーム、序盤松本のスマッシュで攻めるも惜しくもネットにかかり再び相手を追う展開に。しかし相手の鋭いスマッシに対して松本の巧みなレシーブでくらいつきます。相手のミスにも助けられて追いかけていき2点差まで詰めますがそのまま相手に押し込まれゲームを落とし、敗北しました。 市村・牧野 vs 大本・関口(東北医科薬科大学) 第1ゲーム序盤,市村のコースをついたドロップによって着々と得点を重ねていきます。相手も必死に追いつこうと足を動かしますが,市村と牧野は堅実にラリーを繋げ,四隅をついた丁寧なラリーを展開します。相手のミスが目立ってくるにつれ,甘くなった球に対して牧野の持ち前の高身長を生かした高い打点からの鋭いスマッシュを決め,見事第1ゲームを先取します。 第2ゲームも引き続き,市村と牧野の得意の試合運びが型にはまり,相手の返球はどんどん甘くなっていきます。甘くなった球に牧野は見事なドロップを決め,相手は辛酸を舐めさせられたような表情です。途中市村のサーブミスや相手のスマッシュに対する牧野の返球ミスなどで失点してしまいますが,中盤から相手のスマッシュミスが目立ち,堅実にラリーを繋ぎ続けることで第2ゲームも無事に奪い,勝利をおさめました。 男子ダブルス3回戦 中(M1)・緒方(M0)vs富成・高橋(秋田大学) 第一ゲーム、中はシングルスで足を痛めた中、挑んだ試合。序盤から少しでも甘い球になると確実に決めてくるような相手の正確なショットに苦しめられます。粘り強くラリーを続け、一度は流れを取り戻して追いつきますが、基本的にリードされる厳しい展開で、第一ゲームは取られてしまいます。 第二ゲームも、相手のより精度の増したショットに苦しめられます。前後左右に揺さぶられ、的確にスペースをついてくる相手になすすべなく、圧倒される展開で1-11で負けてしまいました。 大倉・佐々木(M4)vs久世・山中(東京医科歯科大学) 第一ゲームは拮抗した戦いが続きます。大倉は甘く上がった球を正確にプッシュで決め、佐々木は鋭いスマッシュやドロップで相手のレシーブを崩します。2人の連携は、長い時間バドミントンに対して努力し続けた者同士だから成し得る技でした。しかし、相手の狙い良いスマッシュやヘアピンがこちらに流れを作らせません。張り合った試合の中で先にマッチポイントに到達しました、最後は制球を乱し11-13でこのゲームを落とします。 第二ゲームは相手の先行が続きます。大倉がドライブ合戦に打ち勝ち先制するも、こちらが制球を乱して調子を上げられません。相手のスマッシュを受ける展開が続き、追いつく一点がどうしても返せないまま7-8まで懸命に粘りますが、最後は相手の球を返しきれずに7-11でこのゲームを落とし、3回戦で敗退となりました。 明日は、男子ダブルス3-6回戦、女子ダブルス4,5回戦、男子シングルス4-7回戦、女子シングルス4-6回戦が行われる予定です。 ◇今日の試合結果
男子シングルス2回戦 | |||||
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佐々木 | 2 | 11-2 11-4 | 0 | 山縣 (千葉大学) | |
長田 | 0 | 6-11 5-11 | 2 | 荒木 (東海大学) | |
緒方 | 2 | 11-6 11-9 | 0 | 半田 (獨協医科大学) | |
西野 | 0 | 7-11 4-11 | 2 | 臼田 (新潟大学) | |
市村 | 0 | 8-11 6-11 | 2 | 江藤 (慶應義塾大学) | |
松井 | 0 | 1-11 3-11 | 2 | 木場 (順天堂大学) | |
牧野 | 0 | 6-11 9-11 | 2 | 小林 (日本大学) | |
中橋 | 0 | 5-11 4-11 | 2 | 田中 (東京医科大学) |
女子ダブルス2回戦 | |||||
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結城・與田 | 2 | 11-4 11-8 | 0 | 大橋・山﨑 (東京女子医科大学) | |
渡辺・前田 | 2 | 11-7 11-8 | 0 | 加藤・樫原 (自治医科大学) | |
上杉・小倉 | 2 | 11-3 11-5 | 0 | 小林・三橋 (東邦大学) |
男子ダブルス2回戦 | |||||
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岸・崎原 | 0 | 3-11 8-11 | 2 | 菊池・滑澤 (山梨大学) | |
中橋・永井 | 0 | 2-11 3-11 | 2 | 伊藤・玉城 (筑波大学) | |
中・緒方 | 2 | 11-7 11-8 | 0 | 雨田・西山 (東北大学) | |
長田・小川 | 0 | 2-11 0-11 | 2 | 島田・太田 (杏林大学) | |
大倉・佐々木 | ◯ | ╳ | 山際・藤井 (東北大学) 【棄権】 | ||
森・梨井 | 1 | 11-5 14-15 2-11 | 2 | 金子・照屋 (千葉大学) | |
荒木・西野 | ◯ | 3-11 3-11 | ╳ | 兼瀬・武雄 (東北医科薬科大学) 【棄権】 | |
松本・小俣 | 2 | 11-2 11-7 | 0 | 井澤・後藤 (山梨大学) | |
牧野・市村 | 2 | 11-5 11-8 | 0 | 大本・関口 (東北医科薬科大学) | |
馬・山川 | 2 | 11-3 11-6 | 0 | 土井・川井 (千葉大学) |
女子シングルス3回戦 | |||||
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上杉 | 2 | 15-5 15-3 | 0 | 杉野 | |
前田 | 0 | 7-15 3-15 | 2 | 早乙女 | |
渡辺 | 2 | 11-15 15-10 15-13 | 1 | 斎藤 | |
小倉 | 2 | 15-5 15-2 | 0 | 能戸 |
男子シングルス3回戦 | |||||
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松本 | 2 | 11-3 11-4 | 0 | 細野 (北海道大学) | |
中 | 0 | 8-11 3-11 | 2 | 船曵 (慶應義塾大学) | |
佐藤 | 0 | 3-11 2-11 | 2 | 鈴木 (日本医科大学) | |
森 | 1 | 4-11 11-9 | 1 | 岡田 (国際医療福祉大学) | |
梨井 | 0 | 5-11 7-11 | 2 | 石山 (山梨大学) | |
馬 | 2 | 11-5 11-7 | 0 | 菊池 (弘前大学) | |
大倉 | 2 | 11-0 11-8 | 0 | 椙本 (山梨大学) | |
山川 | 0 | 11-13 8-11 | 2 | 井手 (東京医科歯科大学) | |
崎原 | 0 | 4-11 3-11 | 2 | 富成 (秋田大学) | |
佐々木 | 0 | 9-11 13-15 | 2 | 玉城 (筑波大学) | |
緒方 | 0 | 7-11 6-11 | 2 | 園田 (旭川医科大学) |
女子ダブルス3回戦 | |||||
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結城・與田 | 0 | 5-15 3-15 | 2 | 渡邊・村井 (北里) | |
渡辺・前田 | 0 | 11-15 5-15 | 2 | 穴山・木下 (信州大学) | |
上杉・小倉 | 2 | 17-19 15-10 15-6 | 1 | 中田・相川 (日本医科大学) |
男子ダブルス3回戦 | |||||
---|---|---|---|---|---|
中・緒方 | 0 | 6-11 1-11 | 2 | 富成・高橋 (秋田大学) | |
大倉・佐々木 | 0 | 11-13 7-11 | 2 | 久世・山中 (東京医科歯科大学) |
■8/13(日)大会2日目 本日は昨日に引き続き2020年卒の藤森さくら様、2021年卒の首藤実咲樹様、2022年卒の笠原千晶先生、小団扇嘉仁先生、2023年卒の伊藤渚先生、後藤優和先生、大谷明日香様、桑原円様、志賀奈々様、田口舞依様が、また、1996年卒の寺戸雄一先生、2021年卒の橋本唯様がお越しくださいました。この場を借りて御礼申し上げます。 本日は個人戦の男子ダブルス1回戦、男子シングルス2回戦、女子シングルス2回戦が行われました。 ○男子団体戦 4回戦の結果、秋田大学・千葉大学・弘前大学・旭川医科大学の4校が準決勝に進出しました。明日の準決勝第一試合は秋田大学対千葉大学、第二試合は弘前大学対旭川医科大学となります。 ○女子団体戦 4回戦の結果、秋田大学・旭川医科大学・自治医科大学・信州大学の4校が準決勝に進出しました。明日の準決勝第一試合は旭川医科大学対秋田大学、第二試合は自治医科大学対信州大学となります。 ○個人戦 男子シングルス2回戦 荒木(M4) vs 鈴木(日医) 第一ゲーム,荒木の緊張で動かない体に,相手の鋭いスマッシュとライン際をねらったドロップが刺さり,終始相手にペースを握られる厳しい展開となりました。 第二ゲーム,第一ゲームと一転して緊張がほぐれ,軽快なフットワークを見せましたが,相手も調子をあげたようで,スマッシュの精度が上がり,リードを広げられます。途中,粘り強いラリーで相手のミスを誘うも,序盤の失点が響き,点差をつめられないまま,ゲームを落としてしまいます。第二ゲームでは荒木らしい粘り強さと,正念場で見せる気合いのこもったプレーがみられ,有終の美をかざったといえるのではないでしょうか。 松本(M4) vs 本田(聖マリ) 第1ゲーム、序盤からスマッシュで相手を圧倒し、中盤以降にはサービスエースを連発した松本は、完全に相手を翻弄し、大差でゲームを取りました。 第2ゲームでは、四隅を狙ったショットで相手のミスを誘い、8-0とスタートダッシュをかけました。その後も相手に流れを渡すことなく11-3で勝利を収めました。 永井(M4) vs 平田(弘前) 第一ゲーム、フォア奥への深いロブやラウンド側への鋭いスマッシュで相手を追い込むも、相手は高いレシーブ力で食らいつきます。中盤逆転を許し、その後は競った試合展開となりますが先にマッチポイントを握られこのゲームを落とします。 第二ゲーム序盤、前のゲームからの悪い流れを切れずリードを許します。流れを切りたい永井はクリアを打ち合うゆったりとした展開で応戦します。長身を生かしたスマッシュで点差を詰めていき、ついに逆転し先にマッチポイントを握ります。しかし相手も負けじと食らい付きセッティングに突入しました。一進一退の攻防で15点までもつれこみ15-13でこのゲームを奪います。 ファイナルゲーム、長いラリーで始まりゆったりとした立ち上がりとなりました。しかし、ミスが続きリードを広げられます。なんとか追いつきたい永井はスマッシュを決めていくも、相手の前後への揺さぶりに苦戦しこのゲームを落とし、敗北しました。 大倉(M4) vs 野村(新潟) 第一ゲーム,持ち前の粘り強いラリーで相手のミスを誘います。前後左右とコートのあらゆるスペースを狙い,主導権を渡しません。 第二ゲーム,徐々に調子が上がってきた大倉は,ますます配球の上手さが目を引きます。第一ゲームでは時折ミスも見られましたが,このゲームでは正確な返球が光ります。的確に散りばめられたドロップやスマッシュには,相手は触れることも出来ません。連続で9点を獲得するなど圧倒的な実力を見せつけます。その後もアウトとなる球をきちんと見極めるなど終始冷静に試合を運び,わずか7分ほどで勝利を勝ち取りました。 女子シングルス2回戦 上杉(M4) vs 竹花(旭医) 第1ゲーム、雷のごとき上杉のスマッシュが1点目をもぎ取り、開幕を飾ります。初めはリードするものの、相手の鋭いクロスロブに苦しめられます。しかし、なんとか逃げ切り、11-9でこのセットを取ります。 第2ゲーム、一転して力強いショットを武器とする上杉が相手を終始圧倒し、危なげなくこのゲームを奪い、勝利しました。 小倉(M4) vs 徐(東医) 第1ゲーム、小倉はオーバーミスが少し目立つも、鋭いスマッシュや前後左右に相手を揺さぶる丁寧なコースどりで相手を圧倒します。 第2ゲーム、ライン際に落とす精度の高いクリアと、同じフォームから放たれるドロップで相手の体力を削り、危なげない勝利を掴み取りました。 男子ダブルス1回戦 中橋(M4)・永井(M4)vs縄田・野畑(日医) 第一ゲームでは永井がコースを的確に狙った長めのアタックロブや鋭いスマッシュを打ち続け、得点につなげます。中橋の際どいサーブと相手を追い込むクリアでの攻めが決まり11-1と大差でゲームを取ります。 第二ゲームではサーブでほぼ全て得点しラリーでは永井の鋭いスマッシュで得点します。多少のミスはあったものの相手を圧倒し11-5という点差でゲームを取り2回戦進出を決めました。 荒木(M4)・西野(M2) vs 佐鳥・高橋(千葉) 第一ゲームは、荒木のスマッシュと西野のプッシュが光り、相手に対し常に攻めの立場をキープしていました。前半は何度かスマッシュのアウトやプッシュミスがあったものの、途中で気持ちを切り替え、後半は冷静に相手のガードを崩していきました。終始相手に防戦を強い、第一ゲームを無事取りました。 第二ゲームも、第一ゲームの流れを引き継ぎ、攻めに特化したプレーで相手を翻弄していました。荒木のサーブから西野のスマッシュへとつなぐ安定した流れで堅実に点数を積み重ね続け、アウトも冷静に判断し、見事勝利しました。 松本(M4)・小俣(M2) vs 中村・高橋 (東北) 第1ゲームでは松本のドロップで相手の体勢を崩し、小俣がスマッシュという流れや、松本のサーブが直接得点につながる展開により得点を重ねます。ミスが出てもすぐに取り返し、相手に流れを渡さなかった結果、一方的な形でゲームを取りました。 第2ゲームでは第1ゲームと同様の形で得点を重ねます。目の覚めるようなスマッシュ、針の穴を通すようなコントロールで実力の高さを見せつけながら最後まで緊張の糸を切らすことなくプレーし続けた松本・小俣ペアは大差でこのゲームを取り勝利した。 また,1日目の団体戦の詳細については以下の通りです。 ○男子団体戦 2回戦 vs旭川医科大学 1D 山川・馬 0 (9-21、11-21)2 川村・高田 第1ゲーム、東医体の舞台の緊張感からか相手の強いスマッシュに押され、1-11とリードを許します。しかしその後攻めの姿勢に転じ、鋭いスマッシュや緻密なヘアピン、正確なサーブといった多彩な攻撃を仕掛けます。このゲームを9-21で落としたものの、所々で二人の持ち味を生かしたプレーを見せました。 第2ゲーム前半、相手が返球に窮する山川の巧みなレシーブや、粘り強く相手のミスを誘う馬のスマッシュが光り、両者譲らぬ戦いを繰り広げます。しかし後半、鍛えられたフットワークによるレシーブを見せたものの、相手の攻撃的なラリーに押され、11-21でゲームを落とし敗れました。 2D 大倉・松本 0(11-21、11-21) 2 山根・川島 第一ゲーム、松本が持ち味の精彩のあるスマッシュを連発しますが、相手の正確なレシーブにより順調に点数を重ねることができません。大倉が得意のドロップをライン際に沈めますが、ミスもあり競り負けます。 第二ゲームでは再び旭川ペアのミスが増えますが、こちらもサーブに返球する時などにミスが目立ち、点差をつめられないままこのゲームを落とします。 1S 松本 0 (11-21、9-11打ち切り) 1 園田 第1ゲーム前半、ネット際やサイドライン間際での緻密な戦いが続きサイドアウトなどに苦戦しつつも、力強いスマッシュで点を取り流れを立て直します。後半、コートの奥を鋭く突く巧みなショットや、粘り強いラリーからの正確なヘアピンといった、6年間で磨かれた技術が光るプレーを見せるも、11-21でこのゲームを落とします。 第2ゲーム、相手の攻撃的なラリーに押されつつも、鋭いスマッシュを決めたことを皮切りに松本らしい鮮やかなプレーが目立ち始めます。正確にライン間際に落とすサーブや勢いよく振り抜くスマッシュが観客を魅了します。怒涛の追い上げを見せるも9-11の所で団体戦の勝敗が確定したため試合終了となりました。 2S 山川 0(8-21、10-21) 2 川村 第一ゲーム、山川、川村ともに得意とするスマッシュを撃ち合う展開となりました。山川がスマッシュと正確なヘアピンを決めますが、川村の背の高さを活かした角度をつけたスマッシュに苦しみ、このゲームを落とします。 第二ゲーム、球のスピードを上げて流れを変えようと試み、要所で山川は果敢に攻めますが、隙をついた川村のラリーに追いつくことができません。打開策を見出すことができないまま押し切られました。 旭川医科大学に果敢に挑みましたが、地力の差を見せつけられ0-3で敗れました。レギュラー各自、この敗戦を真摯に受け止め、この団体戦の悔しさは個人戦にぶつけてまいります。 ○女子団体戦 2回戦 vs筑波大学 D 上杉・小倉 0(14-21、13-21) 2 黒田・榎本 第1ゲーム、互いに連携の取れた良いチームワークでしたが、相手の鋭いスマッシュに押され、浮いたレシーブに対して更に攻撃されるというパターンが続きました。途中インターバルを挟み、態勢を立て直したかのように見えましたが、相手の鋭いショットに翻弄されてミスが増え、このゲームを落とします。 第2ゲーム、第1ゲームと同様に前半は相手のスマッシュに押されましたが、粘りに粘って相手のミスを誘い、一点を取りました。そこから同点まで競りましたが、相手の攻撃の手が緩まることはなく、試合に敗れました。 1S 上杉 2(21-7、21-15) 0 黒田 第1ゲーム、初めはダブルスでの敗北に動揺したようにも見えましたが、コートの四隅に正確に決まるショットで相手を翻弄します。終始攻めの手を緩めることなく、観客側の心配する隙のない程安定した試合運びでこのゲームを取ります。 第2ゲーム、第1ゲームに続き相手の痛い所を賢く突いて振り回すようなショットを重ね、この試合に勝利しました。鋭いスマッシュで決めた最後の得点が印象的でした。 2S 小倉 0 (8-21、15-21) 2 榎本 第一ゲーム、互いに粘り強くラリーが長く続くものの、相手の強力なスマッシュに圧倒され第一ゲームを8-21で落とします。 第二ゲーム、今度は一転小倉の強いスマッシュが数多く決まり周りを魅せますが、ドロップを受けた後のクリアで間に合わず点を連続失点し第二ゲームを惜しくも15-21で競り負けます。 この結果1-2で敗れました。レギュラー各自、この敗戦を真摯に受け止め個人戦を全力で闘います。 明日は、男女団体戦の準決勝・決勝と個人戦の女子シングルス3回戦、男子シングルス2,3回戦、女子ダブルス2,3回戦、男子ダブルス2,3回戦が行われる予定です。
男子シングルス2回戦 | |||||
---|---|---|---|---|---|
小俣 | 0 | 6-11 2-11 |
2 | 鈴木 (北里大学) | |
松本 | 2 | 11-2 11-3 |
0 | 本田 (聖マリアンナ医科大学) | |
中 | 2 | 11-8 11-9 |
0 | 石崎 (新潟大学) | |
小山 | 0 | 3-11 3-11 |
2 | 赤江 (千葉大学) | |
荒木 | 0 | 2-11 4-11 |
2 | 鈴木 (日本医科大学) | |
永井 | 1 | 8-11 15-13 4-11 |
2 | 平田 (弘前大学) | |
佐藤 | ◯ | ╳ | 高井 (帝京大学) 【棄権】 |
||
永田 | 0 | 4-11 5-11 |
2 | 山本 (日本医科大学) | |
森 | 2 | 7-11 11-8 11-9 |
1 | 奈良 (弘前大学) | |
梨井 | 2 | 15-14 4-11 13-11 |
1 | 城田 (群馬大学) | |
馬 | 2 | 13-11 11-2 |
0 | 田中 (東北大学) | |
小川 | 0 | 0-11 6-11 |
2 | 杉山 (東邦大学) | |
松尾 | 0 | 9-11 6-11 |
2 | 山本 (東海大学) | |
岸 | 1 | 7-11 11-5 7-11 |
2 | 布施 (国際医療福祉大学) | |
山本 | 0 | 0-11 2-11 |
2 | 持田 (東北大学) | |
大倉 | 2 | 11-4 11-4 |
0 | 野村 (新潟大学) | |
山川 | 2 | 11-5 11-4 |
0 | 司農 (防衛医科大学校) | |
孟 | 0 | 5-11 4-11 |
2 | 佐藤 (秋田大学) | |
大澤 | 0 | 1-11 3-11 |
2 | 奥芝 (帝京大学) |
男子ダブルス1回戦 | |||||
---|---|---|---|---|---|
中橋・永井 | 2 | 11-1 11-5 |
0 | 縄田・野畑 (日本医科大学) | |
長田・小川 | 2 | 8-11 11-3 11-2 |
1 | 原・石井 (東北大学) | |
荒木・西野 | 2 | 11-7 11-5 |
0 | 佐鳥・高橋 (千葉大学) | |
松本・小俣 | 2 | 11-3 11-4 |
0 | 中村・高橋 (東北大学) |
女子シングルス2回戦 | |||||
---|---|---|---|---|---|
増永 | 1 | 7-11 11-8 6-11 |
2 | 小林 (山梨大学) | |
落合 | 0 | 5-11 4-11 |
2 | 油井 (信州大学) | |
長石 | 0 | 5-11 0-11 |
2 | 木村 (杏林大学) | |
上杉 | 2 | 11-9 11-2 |
0 | 竹花 (旭川医科大学) | |
結城 | 0 | 6-11 7-11 |
2 | 上野 (埼玉医科大学) | |
與田 | 0 | 5-11 2-11 |
2 | 清水 (旭川医科大学) | |
前田 | 2 | 11-9 11-9 |
0 | 吉田 (東邦大学) | |
牧野 (柚) | 0 | 2-11 3-11 |
2 | 小形 (秋田大学) | |
渡辺 | 2 | 11-3 15-13 |
0 | 加藤 (獨協医科大学) | |
石黒 | 0 | 6-11 7-11 |
2 | 出口 (順天堂大学) | |
小倉 | 2 | 11-5 11-3 |
0 | 徐 (東京医科大学) |
■8/12(土)大会1日目
本日より第66回東医体が開幕致しました。
本日は、2013年卒の前田裕斗監督、2016年卒の前田理紗先生、2020年卒の田村旺子先生、藤森さくら様、2021年卒の首藤実咲樹様、2022年卒の笠原千晶先生、小団扇嘉仁先生、2023年卒の礒田杏実先生、伊藤渚先生、後藤優和先生、齊藤活輝先生、冨島廉生先生、大谷明日香様、桑原円様、志賀奈々様、田口舞依様がお越しくださいました。この場を借りて御礼申し上げます。
1日目は男子、女子共に団体戦の2回戦と個人戦の男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われました。
取り急ぎ試合結果を報告いたします。
◇今日の試合結果
男子団体戦2回戦
鉄門 | 0 | 3 | 旭川医科 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
D1 | 馬・山川 | 0 | 9-21 11-21 |
2 | 川村・高田 | |
D2 | 松本・大倉 | 0 | 11-21 11-21 |
2 | 山根・川島 | |
S1 | 松本 | 11-21 9-11 打ち切り |
園田 | |||
S2 | 山川 | 0 | 8-21 10-21 |
2 | 川村 |
鉄門 | 1 | 2 | 筑波 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
D | 上杉・小倉 | 0 | 14-21 13-21 |
2 | 黒田・榎本 | |
S1 | 上杉 | 2 | 21-7 21-15 |
0 | 黒田 | |
S2 | 小倉 | 0 | 8-21 10-21 |
2 | 榎本 |
男子シングルス1回戦 | |||||
---|---|---|---|---|---|
小俣 | 2 | 11-8 11-3 |
0 | 加藤(信州) | |
井上 | 0 | 9-11 8-11 |
2 | 平畠(自治医) | |
小山 | 2 | 12-10 11-4 |
0 | 山本(日大) 【棄権】 |
|
佐藤 | 2 | 11-9 11-5 |
0 | 持永(山梨) | |
永田 | 2 | 11-5 11-9 |
0 | 出口(慶應) | |
齋藤 | 0 | 5-11 7-11 |
2 | 桑原(札幌医科大) | |
木村 | 0 | 6-11 9-11 |
2 | 加瀬(国際医療福祉) | |
小川 | ◯ | × | 後藤(山梨) | ||
川崎 | 0 | 9-11 9-11 |
2 | 古川(医科歯科) | |
山本 | 2 | 11-7 11-8 |
0 | 當眞(札幌大) | |
大澤 | ◯ | × | 荒尾(東北) 【棄権】 |
||
長田 | 2 | 11-2 11-2 |
0 | 八木(新潟) | |
宮本 | 0 | 2-11 6-11 |
2 | 金(千葉) | |
松井 | ◯ | × | 杉山(帝京) 【棄権】 |
女子シングルス1回戦 | |||||
---|---|---|---|---|---|
落合 | 2 | 11-7 12-10 |
0 | 李(杏林) | |
中島 | 0 | 4-11 2-11 |
2 | 三宮(千葉) | |
長石 | 2 | 11-4 11-3 |
0 | 高橋(信州) | |
石橋 【棄権】 |
× | ◯ | 千田(日大 | ||
牧野(柚) | ◯ | × | 相川(信州) 【棄権】 |
||
石黒 | 2 | 11-3 11-8 |
0 | 雨宮(昭和) |
1回戦 | |||||
---|---|---|---|---|---|
與田・結城 | 2 | 11-3 11-5 |
0 | 天池・岡村(信州) | |
渡辺・前田 | 2 | 11-4 11-1 |
0 | 篠田・鈴木(東邦) |
■8/11(金)大会前日 盛夏の候、OB・OGの先生方におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 いよいよ明日8/12(土)から、第66回東医体が神奈川県にて開催されます。 この東医体に向けて、田中栄部長(1987年卒)、岡本進コーチ、高田次郎コーチ、田中正前監督(1988年卒)、前田裕斗監督(2013年卒)をはじめとして非常に多くの先生方にご指導、ご支援いただきました。 この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 なお誠に申し訳ございませんが、本年もレギュラー紹介や試合結果の戦評については部内報のみにて行わせていただきます。他大学がホームページを見ることで部員、特にレギュラーのプレースタイルが事前に伝わってしまうのを未然に防ぐためでございます。 そのため、鉄門バドミントン部のホームページでは大会期間中に限り試合結果のみをお伝えする運びとなりました。 ホームページを楽しみにされているOBOGの先生方が多くいらっしゃるとは存じておりますが、東医体で勝利するため、何卒御理解と御協力をいただけたら幸いにございます。 ◇レギュラー紹介 主将馬が膝を負傷し、なかなか思い通りのプレーができないなか、それでも毎回の練習でメンバー一人一人と本気で向き合いながら全力でレギュラー全体のレベル向上を目指す熱意が、全体に共鳴し、皆が高い向上心を持つ輝かしいメンバーとなっております。 【男子】 松本健宏(M4)、大倉圭貴(M4)、山川弘晃(M3)、馬劭昂(M2)、中郁和(M1) 男子団体戦は旭川医科大学との初戦をもって開幕となります。 ダブルスは山川・馬、松本・大倉が務めます。 後藤先生の引退によって昨年度とは大きく異なるペアとなっております。 山川・馬は、昨年引退された後藤先生とのダブルスで磨き上げられた馬の、相手が嫌がるところに正確に打ち込み、返球を予測しながらペースを常に自分達のものとするプレーと、山川の高いアジリティを生かした粘り強く、素早い攻守の切り替えによってチャンスを逃さないプレーで、攻守ともに非常に高い完成度となっております。 松本・大倉は、松本の力強いスマッシュとショット一つ一つの精度の高さ、大倉のペースを相手に握られ不利な展開になったときに光る粘り強さ、そして両者の非常に高い持久力によって、簡単に相手に得点を譲らない長いラリーを得意としています。両者とも今年で引退ということで、長年同じ部活で過ごす中で培ってきた信頼関係、そして共鳴し合う彼らの勝利への渇望が、彼らの白星を後押ししてくれることでしょう。 シングルスは、松本、山川、中が務めます。 松本のプレーは、美しいフットワークとショットフォームで観るものを魅了します。安定したフットワークとフォームは、ショットの精度を高めることにもつながり、ミスをしない大きく長いラリーの組み立てを得意としています。また、高いバドミントンIQで、相手のショットの予測、相手からペースを奪うコースの選択が非常に得意でもあります。 山川は、前述したように高いアジリティを持ち、低いラリーを得意としています。高いアジリティとショットの精度は本来相反するものなのですが、彼の場合は、練習によって磨かれた無尽蔵の体力と、安定したフォームがそれを可能としています。また、ネット際のショットが非常に得意で、フェイントを混ぜたヘアピン、ロブは相手のペースを乱します。 中は、今回が初の団体戦シングルスとなりました。山川同様、高いアジリティを持ち、低いラリーを得意としているのですが、彼はそれに加えて、勝利に対して常に貪欲で、相手に押されている展開でも決してめげずに攻めの姿勢を決して忘れません。